皆さん、徳島の魅力をどれだけ知っていますか?
美しい自然や歴史的な観光地はもちろんですが、徳島にはもう一つの楽しみがあります。
それは「方言」です。
徳島方言の特徴
徳島方言は、四国方言の一つで、関西方言と共通する部分が多くあります。
しかし、徳島独自の言い回しや発音もあり、その土地ならではの雰囲気を醸し出しています。
徳島方言は、主に徳島市を中心とした阿波弁(あわべん)と、南部の海部弁(かいふべん)に分かれます。
阿波弁は穏やかで優しい響きを持ち、海部弁はやや強いアクセントが特徴です。
ほんなら、代表的な徳島弁を紹介するけんね!
・「ほなけんど」
「ほなけんど」は、「だから」「しかし」を意味する言葉です。
例えば、「今日は雨が降るって聞いたけんど、ほなけんど行くわ」というように使います。この言葉を使うことで、
話の展開が自然に感じられます。
・「〜じゃ」
「〜じゃ」は、徳島方言の特徴的な語尾です。「〜です」「〜ます」にあたります。
例えば、「今日は暑いじゃ」「おいしいじゃ」というように使います。男言葉として使われます。
・「~じょ」
「~じゃ」に対し、「~じょ」は女言葉として使われます。
「今から遊びにいくんじょ。」と聞くと、可愛らしく聞こえますね。
・「なんぼ」
「なんぼ」は、「いくら」「どれくらい」を意味します。「このリンゴはなんぼするん?」というように使います。
買い物の際などに便利な言葉です。
・「しんだい」
「しんだい」は、「疲れた」を意味します。関西方言でも「しんどい」と使われる言葉で、
「今日は仕事がしんだいわぁ」というように使います。
方言を体験できるスポット
・地元の市場や商店街
徳島市内には、地元の人々が集まる市場や商店街がいくつもあります。
ここで耳を澄ますと、さまざまな方言を耳にすることができます。商店街の人々とのやり取りで、「これ、いくらなん?」や
「それ、安いけん買うてみよ」といったフレーズを聞くと、一気に徳島らしさを感じられます。
・徳島ラーメンの名店
徳島ラーメンは、徳島を代表するグルメの一つです。地元のラーメン屋で注文する際に、
店員さんとの会話で方言を楽しむことができます。「ラーメン、ひとつ頼むで」なんて言ってみると、
店員さんの笑顔が返ってくるかもしれません。
・観光案内所
観光案内所では、地元のスタッフが親切に観光情報を教えてくれます。
阿波弁を交えた会話で、観光スポットやおすすめの過ごし方を聞いてみるのも楽しい体験です。
スタッフ苦戦!伝わらない方言・・・
徳島県出身のスタッフが、伝わらずに苦労した方言を教えてくれました。
・「どちらいか」
ありがとう!と言われ咄嗟に返した「どちらいか!」
これは「こちらこそ」の意味で、わからない顔をされた時はちょっと悲しく感じてしまったそうです。
・「あるでないで」
これは「あるじゃないですか。」の意味。
「ここにあるでないで♪」・・・確かに県外の方は「あるの?ないの?どっちなの?」となってしまいますね。
方言に触れる旅は、新たな発見と感動が詰まった素敵な体験です。観光をしながら地元の言葉に耳を傾け、
徳島の文化に浸ってみてください。方言を通じて感じる徳島の魅力は、きっと忘れられない思い出となるでしょう。
皆さんの徳島旅行が素晴らしいものになりますように!